2007年01月17日

ルクソール西岸 死者の都ネクロポリス

エジプト旅行記5

2日目前半: ルクソール西岸。王家の谷→労働者の谷→ハトシェプスト女王葬祭殿→メムノムの巨像→クルナ村。

朝6:30出発。3時間くらいしか寝ていない。見所満載ツアー初日はかなりのハードスケジュールだ。

ルクソールはかつてはテーベと呼ばれ、中王国、新王国、そして末期王朝時代の一時期に首都として栄えた場所。

okenotani.jpgまず向かったのがルクソール西岸の王家の谷。古代エジプトのファラオたちが眠っている。ツタンカーメン王のお墓の発見で特に有名。

太陽が沈む西岸は、再生復活を意味し「死者の都(ネクロポリス)」と呼ばれる。

新王国時代のトトメス1世が盗掘を恐れて砂漠の中に建て始めたのが始まり。

岩をくりぬいて地中に長い通路を掘り、奥深くに玄室を作ってある。
62基の墓があり見学できるのはその内の10数基。

まだ朝の7時半だというのにすでに観光客で一杯だ。
エジプトは12月〜1月の今がベストシーズン。夏は暑すぎて観光どころではないらしい。でもガイドのヤースが言うには今年は観光客が少ないらしい。例年だと今頃は王家の墓に入るのに1-2時間待ちが普通だという。私たちにとってはラッキーだったけれど。

入場券1枚で3つのお墓に入る事ができる。私たちはトトメス3世、ラムセス2世とラムセス9世の墓の中を見学した。
thutmesI.jpg
トトメス3世(BC1479-1425頃)。
軍隊時代に高い軍事的能力を身につけ、周辺諸国に遠征し、史上最大の帝国を築いた。その偉業からエジプトのナポレオンとも呼ばれたファラオ。

写真は墓の入り口へと続く長い階段を上りきった所から下を見渡した写真。
墓の中は全て撮影禁止。

ラムセス2世(BC1314-1224)。一番遺跡が残っている偉大な王の墓。
通路の壁や天井に見事なレリーフがあり、彩色もきれいに残っている。かなり広い。この中で係りのおじさんと写真を撮った撮らないでもめて、外へ出て警察に突き出すとうるさい。ダンナがいくらかつかませて一件落着。かなりしつこかった。

ラムセス9世(BC1131〜1112)。通路の壁や天井に見事なレリーフが彫られていて色も残っている。未完成の部分があり、掘りかけの壁や単色の下絵図案は彫刻研究の材料になっているらしい。ここでも入り口でドイツ人女性が写真を撮った撮らないともめている。でもさすがドイツ人女性強し、カメラをポケットにしまおうとしただけだとすごい剣幕で抗議して彼女の勝ち。

tutamukamen.jpgツタンカーメンのお墓は別料金。
せっかくだからぜひ見学したいと入り口まで行ったら、どうも券売り場は別らしい。時間がないのであきらめて入り口の写真だけ撮った。
ガイドのヤースが「墓自体は小さくてたいした事はない」と言った言葉を信じておこう。

ツタンカーメン王の墓は1922年にイギリス人のハワード・カーターにより発見発掘された。3000年以上ほとんど手付かずで、黄金のマスクや数々の副葬品がほぼ完全な形で出土したニュースは世界を驚かせた。

あの吉村先生は10歳の時にこのカーターの「ツタンカーメン王墓の発掘記」を読んで感激してエジプト考古学者になる決心をしたらしい。

hatchepsut.jpgハトシェプスト女王葬祭殿(BC1500)。

古代エジプトで最も美しい建築物の一つとして名高い。この立派な建物を見るだけで女王がかなり大きな権力を握っていたことが想像できる。
女王は先に出てきたトトメス3世の継母。

そしてここで、1997年11月17日にイスラム原理主義過激派グループによるテロ襲撃事件がおき、日本人10人を含む外国人観光客がテロに襲撃されて60人が殺された。世界平和を祈らずにはいられない。

workersofv.jpg次は労働者の谷。
ここは王家の谷や王妃の谷のお墓を作る職人たちとその家族が住んでいた村。
職人たちは今でいう公務員で待遇も良かったらしい。
10日間お墓で働いた後に家族が待つこの村に戻るという生活。
東岸に住む人達との接触は禁じられており、この村から出ることも禁じられていたらしい。何せ財宝が眠る王墓の秘密を知っているからね!
職人達は自分のお墓にも美しい彩色の絵を残しており、お墓の中も見物できる。

memnom.jpgメムノンの巨像。
畑の中に突如二つの巨大な座像が出現(BC3500)。
本来はアメンヘテプ3世葬祭殿入り口にあったもので、後の王が自分の祭殿を作るために石をもっていき現在はこの座像のみが残ったもの。
昔は朝日が当たるとこの石像が声を発したとか…?。でもローマ時代の修理で音が止まったらしい。

kuruna.jpgクルナ村、別名”泥棒村”。
昔から村人は墓から遺物を掘り出し、それを密売して生計を立てていたらしい。

午後はボートでルクソール東岸へ移動して次の遺跡へ。

つづく

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posted by Yogacat at 07:32| Comment(8) | TrackBack(0) | - ナイル河クルーズ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
Yoga catさん、コメントダンケです!

記事とは違うコメントで、すいません。

毎日どこかへ出没しています。
はい、今はフーテンというカテゴリーに属さない起業をしています?

今日の収穫はサンエーで、低脂肪牛乳と玉子豆腐を半額GETしました。
あっ、すいません!収穫違いでした?!
Posted by 江戸っ子マサ at 2007年01月18日 11:26
マサやん、
その半額ハンターいいですねぇ。節約と脂肪落としには一石二鳥じゃ〜ありませんか。ドイツにも時間の半額セールあるかなぁ〜。その時間に行った事ないんで。
今度からドイツ人みたいに自転車で走り回ってさがさなきゃ〜。フットワークが重くてどうもいけないなぁ。
Posted by Yogacat at 2007年01月18日 14:40
なんか、写真を見ただけで、圧倒されますね〜。
いちゃもんに負けないドイツ人女性、あっぱれ!
Posted by 麻 at 2007年01月18日 20:41
麻さん、
私もいまだに圧倒されてて、どの遺跡がどこでなんだったのかまだまとめきれてませ〜ん。
早くしないと忘れちまうよ〜ん。
はい、ドイツ女性は強いっすよね〜。
Posted by Yogacat at 2007年01月19日 05:36
なんだか古代エジプトにタイムスリップしたみたいですネ。
すばらし〜!!

エジプトといえば『王家の紋章』のイメージ大でしょうが、
私は『海のオーロラ』です。
ハトシェプストやトトメスが出てくるんです。
もちろんフィクションですけど。
また読みたくなりました。
Posted by そばかすうさぎ at 2007年01月19日 22:11
そばかすうさぎさん、
「海のオーロラ」って里中満知子作なんですね。日本には素晴らしい漫画がたくさんありますね。私も読んでみたいなぁ。
Posted by Yogacat at 2007年01月20日 06:13
「王家の紋章」読みました〜。なつかし〜
それにしても、雄大な風景ですね。
人生観が変わりそうです。
行きたいな〜〜・・・
Posted by おかみ at 2007年01月21日 07:51
おかみさん、
「王家の紋章」楽しみです。でも50巻くらいあるんですよねぇ〜。帰国の度に少しずつ持ってこようかと。エジプトはある意味、人生観変わるかも知れませんねぇ。帰ってきてから3週間ほど立ちますが、あれは夢だったのかという感じがします。
Posted by Yogacat at 2007年01月22日 06:47
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